2009年12月12日

「イチローになるために」野田 浩司

2009年ももうすぐ終わりですが、
今年は、「イチローってかっこいいなあ」って改めて思った人、多いと思います。
もちろん自分もその一人です。


子供たちに「イチローさんみたいになるには、どうすればいいんですか?」って
聞かれたときに、彼は「道具を大事にしてください」って答えたらしいです。
研究者の卵である自分は、必然的に「俺らにとっての道具って?」って思ったわけです。
で、「情報」かな、という結論に至りました。

誰かの論文を情報として取り込んで、それを自分の研究に活かしていく。
「あ、この式、昔に一回計算したけど、どこに書いたっけ?」とかも情報。
実験でも、うまく行った経験・ダメだった経験を、いかに情報として
ストックしておくかで、スタート地点が違うと思うんですよ。
自分の先生は「実験とは簿記である」とまで。おもしろい言い方ですね。
そして、あくまでも道具である情報を使って、研究成果というヒットを打つ。
もちろんそこには「情報」以上の何かが確実に必要になるはずです。

そこで、自分はよく、後輩に対して、
「机(デスクトップ)が汚い奴は研究ができないぞ」って言ってます。
机の上、ってのは情報が蓄積していく場所だから。
もちろん机が汚くても仕事ができる人はいるけど、
そういう人は、頭の中がきれいに整頓されている「稀な人」ですね。


さらに言えば、情報の整理は、仕事の効率の問題だけでない、
もっと大事なことなのかも、と思います。
道具を大事にする野球少年が全員イチローになるわけではないけれども、
野球が彼らの人生の大事な1ページになるのと同じように。
イチローが言いたかったのは、実はそういうことなのかもな、などと想像しつつ。


最後に、「イチロー」という名前の意味知ってますか?彼は長男ではないんです。
「一」生「朗」らかに、で「一朗」らしいですよ。
いつもストイックに見える彼が、今年は朗らかに笑ってくれて、本当によかったです。
我々も、まずはいつも朗らかに、そしてできたらいつか、
誰かに「よかった」って思ってもらえるような、そんな研究者になりたいですね。


まあその前にまず、2010年は、、、

今度はサッカーを見ながら、おいしいビールが飲めますように!!!
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。