2010年02月14日

「オマージュ、アメニモマケズ」榎戸 輝揚

我が輩は学徒である。博士号はまだない。

辛うじて「若く」はあるが、
「研究者」より「新しいことが好きな院生」である。

北海道から上京して、はや 9 年。
学部 4 年間に基礎勉強と社会勉強、
次の 2 年間は雷雲で起きる高エネルギー現象、
最後の 3 年間は宇宙の磁場の強い星の不思議を調べた。

ちょうど「学徒」の卒業の節目にあって思い返してみるならば、
専攻は物理であったが、それに限らない多様で魅力的な人々に、
豊かな学問の雰囲気の中、出会えたのが財産であったと感謝している。

理系研究者のパロディをひとつ。

----------------------------------------------------------------

雨ニモ負ケズ

風邪ニモ負ケズ

バグニモ計算違イニモ負ケヌ

丈夫ナココロヲモチ

慾ハナク

決シテ焦ラズ

イツモ好奇心ヲ忘レズニイル

一日二論文数本ト

実験データト少シノ漫画ヲ読ミ

アラユルコトニ

物理ノ検討ヲ加エ

ヨク見聞キシ分カリ

ソシテ忘レズ

最果テノ物静カナ土地ノ

小サナ部屋ニイテ

東二新シイ理論ガアレバ

行ッテソノ成果ヲ味ワイ

西二新シイ芽ガアレバ

行ッテ実験ヲオコナイ

南二新シイ星ガ光レバ

観測シテ想像ヲメグラセ

北に事業仕分けがあれば

つまらないからやめろといい

論文日照リニ涙ヲ流シ

技術的困難二オロオロ歩キ

ミンナニデクノボー呼バレ

褒メラレモセズ

苦ニモサレズ

ソウイウモノニ

ワタシハ

ナリタイ

----------------------------------------------------------------

今年で博士課程も終わり、来年度からはアメリカ西海岸の大学で研究員をやる。
カッコをつけるのは構わないが、願わくば、
自分に嘘をつかず素直に科学をやりたいものだ。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。